第７回海峡両岸経済貿易交易会（海交会）が５月１８日午前福州展覧城で開幕した。 数万人にのぼる見学者が訪れ、初めて設置された台湾農産物展示エリアが最も大きな注目を集めた。
　農産物展示エリアには、良質の池上米、凍頂高山茶、有名な金門コウリャン酒などが展示されており、パイナップル、カリン、ビンロウジュ、グレープフルーツなど、台湾の熱帯・亜熱帯果物が見学者の人気を集め、黒山の人だかりができた。

　交易会に出展した台湾の農産物業者は、良質の果物を展示、見学者を引き付けた。台湾啓業高新生物科技有限公司は十一種類の果物を展示した。 同社責任者によると、今回展示された果物は全て精選されたもので、台湾の農産物を代表しているといえる。台湾の果物業者は、大陸の市場を有望視しており、グリーンルートを構築して迅速な通関を行い、大陸各地に速やかに配送、台湾の新鮮な果物を大陸の住民に味わってもらいたいと表明している。

　交易会に出展した台湾の農産物業者は、馬尾税関が今回、迅速な通関を行ってくれたことを非常に喜んでいる。台湾日正食品工業有限公司の鄭秀琴社長は「これまでは香港を中継しなければならず、コストが高くなり、手続きも複雑だった。輸送距離も長く、果物の新鮮さを保つことができなかった。香港を中継すると、最低でも一週間はかかる。だが、馬祖から馬尾に直航すれば、一日で到着し、傷みも20％程度に抑えることができる」と語った。

　毎年「海交会」に出展している台湾百家珍醸造食品有限公司の責任者は「空前の盛況」という言葉で今回の 海交会」を形容した。今後の両岸の貿易交流について「大いに期待している。光がみえてきた。『三通』（通商・通航・通信）が速やかに実現することを願っている」と話した。

　台湾農産物展示エリアのほか、台湾館のその他の展示エリアや中心館にも、多くの見学者と各地のバイヤーが訪れた。組織委員会が明らかにしたところによると、「海交会」では３２６件 （外資利用額２１億８５００万�法砲砲里椶觀戚鵑猟完�が見込まれている。