【横浜発】今秋成立40周年の会慶を迎える社団法人廣東同郷会 (陸煥会長) は、 去る9月19日、 横浜中華街聘珍樓本店で盛大に40周年祝賀会と敬老の日を祝う会を兼ねた酒会を催した。
 当日は中国大使館領事部の于淑媛参事官兼総領事、李輝1等書記官兼領事をはじめ京浜地区の多くの僑団・友好団体・報道機関などの代表らが来賓として招かれた。 東京華僑総会からは符易亨会長が出席した。

 来賓を含め同会の会員やその家族らが集まった当日の祝賀酒会の参加者は総勢332名にのぼった。2フロアを埋め尽くした32の宴卓は大いに盛り上がりを見せた。

 祝賀酒会は同会の朱銘江副会長の司会で進められた。冒頭、同会の陸会長はその挨拶の中で過去を振り返り、多くの先輩方に思いを馳せ、彼等の大いなる尽力で会の基礎が築かれ今日の経済的基盤が整ったことへ感謝を表した。また敬老の日に因み長老会員に長寿の祝意を伝えた。同会では3百数十人の正会員の内、約3分の1を占める百名が70歳を超える長老会員である。

 引き続き中国大使館領事部の于淑媛参事官兼総領事が来賓を代表し祝辞を述べた。 その中で于淑媛参事官兼総領事は同会が長年にわたり僑胞間の団結に大きな役割を果たし、郷里と連絡を保ち祖国の発展に寄与してきたことを高く賞賛した。

 続いて、陸会長から、同会の社団法人設立の草創期より尽力され会務に心血を注ぎ、長年同会理事・副会長等を歴任された伍健雄氏に感謝状と記念品が贈呈された。今春副会長職を後進に譲った伍氏は、現在同会顧問として側面から会務をサポートしている。

 感謝状贈呈の後、同会名誉会長の郭少東氏の音頭で乾杯し、祝宴が始まった。参会者はこの日の為に特別に用意されたふるさと廣東の名菜に舌鼓を打った。この日のコースメニューには通常祝いの席に供されることの少ない苦瓜を使った魚の料理があったが、これは幾多の艱難や辛苦を乗り越え、 今日の同郷会の礎を築いた先人を偲んで 「憶苦思甜」、「苦尽甘來」との思いが込められていると司会の朱副会長から紹介された。

 祝宴の余興では、中国楽器演奏家安西創氏が奏でる二胡の調べにのせ、僑界で著名なアマチュア声楽家李艷薇女士による中国の民歌が披露され、会場内から大きな喝采が湧き上がった。また、酒会の終盤では横浜中華学校校友会国術団による獅子舞が会場内をくまなく回り、参加者の幸福と健康を祈った。中華街の祝い事には欠かせない獅子舞だが、この日登場した2頭の獅子は廣東省鶴山地方に伝わるスタイルの獅子頭を用いたもので、勇壮でユーモラスなその動きに会場内からは惜しみない拍手が送られた。

 また、廣東同郷会では社団法人成立40周年を記念し、古くから名陶の産地として知られる廣東省仏山市石湾に陶製の「福禄寿」の置物を特注し、当日の来賓と会員らに記念品として贈った。当日欠席した会員にも順次届けられるという。

 酒会の閉会にあたっては、今春副会長に就任した同会の潘創治氏が御礼の挨拶に立ち、来年も皆が元気にこの敬老会へ参加できることを参会者全員で誓い合った。廣東同郷会では年間を通じ様々な行事を企画し、会員間の親睦を深めている。今年12月に香港で第3回世界廣東同郷聯誼大会が開催されるが、同会では既に15名からなる代表団の派遣を決めている。