10日から12日までソウルで開催の第8回世界華商(中国系企業)大会が予定の議事を滞りなく終え、12日夜、韓国のソウル国際会議センターで閉幕した。
 第8回世界華商大会名誉顧問の李海韓国首相が閉幕式で挨拶し、次のように語った。今回の会議は、韓国ビジネスマンと華人(中国系人)ビジネスマンが友人となる好ましいチャンスを提供した。閉幕式が会議の閉幕を宣言するものではなく、韓国企業と中国系企業の協力のスタートを宣言するものになることを願っている。韓国人は中国本土の企業家ばかりでなく、世界各国で事業を展開する華僑や華人の企業家とも密接な関係を保ち、共同発展を目指したいと思っている。

 第8回世界華商大会の合間に、各国の華商の代表3000人余りが情報技術(IT)フォーラム、バイオテクノロジーフォーラム、文化情報技術フォーラム、韓国企業と中国系企業の投資に関する説明会などを開いた。華商の代表はまた、ソウルなどを訪れ、産業・文化視察を行い、有名人懇談会、アジアベンチャーキャピタル会議、中国系企業・韓国企業CEO会議などを開いた。

 閉幕式では、第9回世界華商大会を主催する日本中華総商会の顔安・会長が会旗を受け取った。顔会長は「2007年9月に神戸で開催される第9回世界華商大会を成功させるため、われわれはすでに準備委員会を設置し、周到できめの細かい活動を展開している」と挨拶した。

 今大会には30ヵ国・地域の90余りの華商団体と企業の代表3300人余りが出席。また次期神戸大会を主催する日本中華総商会からおよそ120人が参加した。