北海道室蘭市で去る九月三十日午後一時から、今年十五回目となる「10・9中国人殉難烈士慰霊の集い」が行われた。
 会場となった東町―室蘭新道汐見トンネル丘中腹の「中国人殉難烈士慰霊碑」前には、例年より多い八十人余りの人びとが参集、この中には室蘭工大中国人留学生代表らの姿もみられた。

 参会者全員が黙を捧げたのち、室蘭市長、同市議会議長よりの追悼の辞が代読され、献花が行われた。駐札幌総領事館の白涛領事および日中友好道連の代表が追悼のことばをのべた。

 戦時中、室蘭市には中国からおよそ一八〇〇人が強制連行されて苛酷な労働を強いられ、五六〇人余りが犠牲となった。慰霊の集いの10・9とは、一九五四年十月九日、インタキ浜で一二五体の中国人殉難者の遺骨が発掘された日を記念したもので、当時、室蘭では全市挙げて実行委員会をつくり、これまで発掘、慰霊、送還にあたってきた。

 慰霊の集い終了後、参会者ら八十人余りは、午後二時半から中小企業センターで懇談会を開き、一九五四年インタキ浜での中国人殉難者の遺骨発掘のビデオを見たのち、「中国人強制連行・強制労働による犠牲者の遺骨調査送還」と題する席占明札幌華僑総会会長の講演を聴講した。