全日本華僑華人中国平和統一促進会(略称:日本華僑統促会)の成立二周年を記念する講演会と祝賀懇親会が、日本各地からの華僑華人代表およそ六十人が出席して十月十三日午後、東京華僑会館で開催された。
 これには楊国慶名誉会長を団長とし、史茂林副会長を副団長とする中華全国台湾同胞聯誼会(全国台聯)訪日団一行五人と中国大使館の呂小慶参事官が出席し、祝意を表した。

 はじめに記念式典が行われ、同会副会長の殷秋雄氏が司会を務めた。
席上、挨拶に立った金会長は、同会成立以来二年間の会務について報告するとともに、統促会は引き続き各方面の支持と協力のもと、祖国の平和統一早期実現のため力を傾けていく、と表明した。

 次いで全国台聯の史茂林副会長が祝辞をのべた。史氏は、「二年前、日本の老華僑と新華僑は団結協力して統促会を成立させたが、この二年来統促会は世界各国の反独促統活動に積極的に参加し、日本の華僑華人が台独反対の強い決意を持っていることをアピールし、その存在を示した」と指摘、「現在、台湾独立の分裂勢力とその活動に反対することは国内外中国人の最も差し迫った任務となっているが、在日華僑華人も更に力を一つにして団結奮闘しよう」と呼びかけた。

 また、呂小慶参事官は、「二年前に日本で統促会が成立したことは非常に重要な意義がある」とのべ、統促会の今後の活動に期待を表明した。

 席上、民進党のいわゆる正常国家決議文の欺瞞性とその台湾独立の分裂活動を糾弾する抗議声明が採択された。台湾民主自治同盟および中国統一連盟より祝電が寄せられた。

 記念式典に引き続き、両岸関係研究中心(陳仁端代表)との共催による記念講演会が催され、台湾から来日した藍博洲・夏潮聯合会会長が「台湾問題と台湾人のアイデンティティ」、凌星光・日中科学技術文化センター理事長が「初めて訪れた台湾」と題して、およそ三時間にわたって記念講演を行った。

 記念講演後、祝賀懇親会が開かれ、出席者たちは劉光智・留日台湾省民会会長の発声で、統促会の成立二周年を祝って乾杯し、歓談のひと時をすごした。