【横浜発】横浜福建同郷会（佐々木太郎会長）の新春会員大会が二月十八日、山下公園に面した「メルパルク横浜　郵便貯金会館」で開催された。これは新年を迎えるに当り、同郷の人々と共に賀詞交換新年会として毎年催しているもの。
　当日午後五時から第一部の会員大会が林道清副会長の司会で始まり、蕭鈿祥・薛隆華両理事、葉於美監事長がそれぞれ会務・会計・監査報告を行い、いずれも満場の拍手で承認された。

　会員大会第二部の新年宴会は午後六時から開始され、各僑団・僑校などの来賓、会員とその家族合わせて一七〇名が出席した。

　藤江義昌・別宮浩孝両理事が司会を務め、はじめに佐々木会長が来賓と同郷各位に新年の挨拶を述べた。この中で佐々木会長はもともと同会の先人長老たちで構成され、近年活動休止状態にあった内部団体の福寿会の活動再開について紹介し、昨年より有資格者を七十歳以上の男性とし、楊和長顧問と林松山理事の尽力で約三十名の会員が集まり伝統ある福寿会が再開したことを報告。今後のより一層の活動に期待を表明し、会員諸氏の協力を要請した。最後に今年八月開催される北京オリンピックの成功を祈念した。

　来賓の祝辞に続いて、恒例の賛助金の授与が行われ、横浜山手中華学校・潘民生校長、横濱中華學院・�藹嬪差残垢汎渦馥睇�団体の福寿会・婦人会・つくし会・青年会の各代表に佐々木会長からそれぞれ賛助金が手渡された。

　開宴にあたり、横浜華僑総会の曽徳深名誉会長が福建僑胞の事業の発展と健康を祝して乾杯の音頭をとり、会食に入った。

　宴半ば、薛長安理事が先頃、同会の福建会館にテナントとして入室した学習塾「寺子屋」を主宰する符順和さんを紹介。符さんは挨拶の中で、福建僑胞の子弟のために教育方面で手伝うことがあれば協力していきたいと語った。「寺子屋」では通常の学科と中国語・日本語を生徒の能力に応じて教えている。

　このあと、豪華賞品が当たる福引き抽選会が行われ、新春会員大会は一段と盛り上がりを見せた。