去る6月17日、長崎孔子廟内常設の故宮文物展をより多くの長崎市民に紹介する目的で、北京故宮博物院より陳麗華副院長を招き、「中国故宮文物の世界」と題して講演会が開催された。財団法人長崎孔子廟中国歴代博物館の主催によるもので、当日は180人余りが来場、会場の長崎歴史文化博物館ホール150席はたちまち満席となり、イスを増設するほどの盛況ぶりだった。
長崎華僑総会会長・孔子廟財団常務理事の王国雄氏による開会挨拶のあと、講演会が始まった。

陳麗華副院長は講演で、紫禁城の歴史、故宮博物院の成り立ち、150万点の収蔵文物、北京・台北両故宮博物院の交流等について、映像を交えながら分り易く話され、 聴衆は熱心に聞き入った。

講演のあと、陳麗華副院長、滕安軍中国駐長崎総領事、大堀哲長崎歴史文化博物館館長がパネラーに、陳東華・孔子廟財団理事がコーディネーターとなってパネルディスカッションが行われた。討論は長崎孔子廟内に常設の北京故宮文物展にも及び、長崎の宝としての意義をより多くの市民に理解してもらい、中日友好と長崎観光振興にもっと生かしていくべきだ、との提言がなされた。

閉会にあたり、孔子廟財団発行の年間パスカードを紹介したところ沢山の購入者があり、講演会の成果が直ちにあらわれたことを物語っていた。