駐日中国大使館は5月31日、中国文化交流会と震災チャリティーバザーを開催した。中国の公演者が素晴らしい演奏や出し物を披露し、アジア・アフリカ16ヵ国の駐日大使館館員やその家族がバザーに参加し、日本の震災地のための募金を行った。
日本のアジア婦人友好会が主催し、駐日中国大使館が担当した。菅直人首相の伸子夫人や東京都、神奈川県の日中友好協会などの団体の会員及び同友好会会員国などの約400人が参加した。

程永華駐日中国大使の汪婉夫人が開幕式で挨拶し、次のように強調した。文化交流は理解と友誼の増進に役立つ。日本の震災地のためのチャリティーバザーや募金は、自然災害を前にして世の中の大きな愛が国境を越えることを示している。

文化交流会で中国の筝や二胡が演奏され、また役者が隈取を瞬時に変える変面や京劇の一部など中国文化の特色ある演目が披露された。四川の地方劇、川劇の超絶演技である変面に来賓は魅了され、大きな拍手が鳴り止まなかった。

続いて大使館の大ホールでチャリティーバザーが開かれ、中国、インド、スリランカ、マレーシアなどの工芸品や中国鎮江の高級酢、緑茶、スリランカの紅茶などの食品も販売された。来賓はバザー品を購入し、日本の被災者に対する思いを示した。バザーの収益金はアジア婦人友好会を通じて被災者に贈られる。

アジア婦人友好会は日本外務省が支援する民間組織で、アジア・アフリカ26ヵ国の駐日大使夫人と日本外務省高官の夫人で構成されている。現会長は高村正彦元外相の治子夫人。同会は毎年春と秋に文化交流会を開き、各国の文化を紹介し、交流し、相互理解と友誼の増進をはかっている。