3年に一回の理事改選期を迎えた留日福建同郷会(張仁猛会長)の第22回会員大会が7月19日午後3時から港区の「新橋亭新館」で開催され、会員106人中委任状を含む64人が出席した。
林斯良理事が司会を務め、はじめに張仁猛会長が挨拶を述べた。張会長は台風による悪天候にも拘らず同郷会員多数が出席されたことに謝意を表し、今回の理事改選を機に自らが26年余務めてきた会長職を辞し、役員の若返りをはかりたいと表明した。

大会は議長に陳隆進理事を選任して議事に入り、先ず謝忠勇事務局長が三年来の会務活動の概況を、林秀美財務部長が、毎年公表している詳細な会計報告を踏まえて同会の資産および年間の基本的収支概況について報告し、いずれも大きな拍手で了承された。

次いで理事の改選に移り、理事候補選考委員会を代表して劉美河氏が、理事候補者選考の経緯を説明し、新期の理事候補者24人1人ひとりを紹介し、会員大会が候補者全員を新期の理事として承認するよう提案した。

議長が理事候補選考委員会の提案について議場に諮ったところ、議場は満場一致で24名の候補者全員を新理事として承認した。

議長はこれより別室にて新理事による役職人事の協議が行われることを告げ、会議の15分間休憩を宣言した。

会議再開の冒頭、新理事会の委託を受けて陳隆進議長が、新会長謝忠勇氏をはじめとする一連の新役員人事を発表した。

全理事一致で新会長に選任された謝忠勇氏は、長期に亘って同郷会をリードし、このたび名誉会長に就任した張仁猛氏の大きな貢献を讃え感謝の意を表すとともに、張加爵、林金順、蕭礼灶、張仁猛氏ら歴代会長の苦労と努力に思いを馳せながら、会員、 理事各位の協力を得て、共に同郷会の発展のため力を尽していきたい、との意欲を表明した。

会員大会はすべての議案を滞りなく終えて閉会し、引き続き和気あいあいの懇親宴が催された。

開宴に臨み、出席者たちは、張仁猛名誉会長の発声で、新理事会の発足を祝し、同郷会のますますの発展と会員各位の健康を祈念して乾杯した。

会員たちは歓談会食の楽しいひと時を過ごし、午後五時すぎ、劉美武新副会長の音頭による一本締めで、散会した。

同会の新役員人事は次の通り。任期は三年。

名誉会長:張仁猛
 顧問:陳錦源、許義美
 会長:謝忠勇
 副会長:林斯良、陳隆進、劉美武、張明仁
 事務局長:陳隆進(兼)
 財務部長:林秀美
 理事:江福祥、韋健二、呉松夫、劉美河、江洋龍、江洋虎、呉東富、林斯福、官文明、張敬周、葉勇、呉平順、許麗紅
 理事(監査担当):葉雄文、楊武雄