新年明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって前途洋々たる明るい良い年になるよう願って止みません。
昨年、中日国交正常化40周年を迎えましたが、「島の問題」をめぐり中日間の緊張が高まり、少なからぬ中日友好交流記念行事が延期され、経済にも多大な影響を及ぼしました。

マスコミの偏向した報道は、中日間の人々の心に疑心暗鬼を生じさせ一部に過剰な反応が表れて多くの損失を与える事態を引き起こしました。

三年前の漁船事件の教訓が全く生かされてなく残念な結果です。しかしながら一部の軍国主義復活を願う、あたかも小説の中で��南柯の夢��をむさぼる人達の絵空事に惑わされず、真に中日友好を願う人々は果敢に中日交流を計画、推進し大成功を収めております。過度の心配や危惧は中日友好の信念を持って敢然と闘う人の前には何の障害もないことが立証されました。

また、私心がなく中日友好活動に腐心されている人々の努力を、思いやりのない一言によって、一瞬にその努力を水泡に帰すような事も許されるものではありません。

“語録��を引用すれば、困難な時には一つ一つの友好交流の成果を積み重ね、真の中日友好を促進する光明を見い出し人々のやる気や勇気を奮い立たせ本当の友を団結させ、本当の敵を打ち破ることが最良の策と思います。

「朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや」と論語にもあります。同じ目的を持って来た友好交流団に対して万難を排し迎えるべきで、それこそが友好交流を深めるものと信じます。

いずれも簡単な文章ですが、どんなに立派で難解な文章より真理があると思いませんか。

これからも不測の事態は起きるでしょう。そうした時に私達華僑華人は、心ない人々により居住する基盤や生活財産を脅かされかねません。そのような時の為にも東京華僑総会の存在意義は重く、先輩方の残してくれた自力更生と不撓不屈の精神を発揚し、華僑、華人の闘う団結の砦としての力を発揮し、日本の友人達と連帯を深め中日友好を推進する旗手とならなければなりません。

13億の人民を安定したゆとりある社会に導き世界の平和、地球環境の改善をリードする大事業は人民に奉仕する精神を持った中国共産党の指導以外ないし、大いに期待もしております。新しい指導者習近平主席も毛澤東語録を引用され平易な文章で挨拶されております。是非よい世界を創っていただけますよう願っております。

最後に皆様方の御多幸と御健康を祈念申し上げます。