2月7日、長崎市大浦町の(財)長崎孔子廟中国歴代博物館において、「中国西域・シルクロードの伝説展」の開幕式と内覧会が開催された。
この伝説展は中日平和友好条約締結35周年と長崎孔子廟建立120周年を記念し、同博物館と中国文物交流センターが主催したもので、新疆ウイグル自治区博物館から、日本初公開となる貴重な文物五十五点を借り受けて開かれた。およそ3800年前の女性の姿の石像や東ローマ帝国の金貨などの展示もあり、この中には国家一級文物五点も含まれている。新疆は東西文化が行き交った拠点であり、長崎は鎖国下の唯一の貿易港として東西文化が融合した街で共通点がある。

開幕式には関係者100名ほどが出席。(財)長崎孔子廟中国歴代博物館の陳優継理事長は「中日友好の促進に寄与することを念願する」と挨拶し、陳理事長・周明中国文物交流センター副主任・李文亮中国駐長崎総領事・王國雄長崎華僑総会会長や中村法道長崎県知事・田上富久長崎市長らがテープカットし開幕を祝った。同展は来年一月末まで。