華僑報　（東京華僑総会）

開会に先立ち同会の陸会長が挨拶に立った。その中で陸会長は、今年４月１日より廣東同郷会は、関連法規の改定に合わせ内閣府の正式な認可を得て「社団法人」から「一般社団法人」への改組手続きが無事完了したことを報告した。また、長らく会の財政の大きな柱であった賃貸ビルの家賃収入が今年の四月より大幅に減額され、今後の会の活動にも大きな影響を及ぼす事態が懸念されることが伝えられ、会員に対するサービスにも変化が生ずる可能性があることも報告された。

その後今年度の定時総会に移り、まず議長に同会副会長の朱銘江氏が推挙され議事に入った。また、議事録署名人には黄興斉氏と孔潔貞女史が選出された。

当日議題に上った理監事選挙結果の追認・前年度の会務報告・会計決算・監査報告、新年度の会務計画・会計予算・一般社団法人への移行承認などは、出席会員ら大多数の賛同を得て、何れも原案通り承認された。

定時総会は全ての議事を終えて午後六時に閉幕し、ひき続き同会場で懇親のための夕食会が催された。

また、二十数年にわたり会の会計顧問をつとめ、今期で退任することとなった会計士の浜崎介行氏に陸会長より感謝状が送られた。

廣東同郷会では年間を通して多くの親睦活動を展開しているが、今秋には二年に一回開かれる世界廣東同郷聯誼大会の第七回大会がマカオで開かれることから、同会でも代表団を組織し参加することを計画している。

会員大会を経て同会の新役員が以下の通り確定した。なお、新理事の役割分担は同会の六月理事会で決定される。

▽名誉会長：郭少東
▽顧問：李国松
▽会長：陸煥鑫
▽副会長：朱銘江、符順和
▽理事：夏東開、梁啓成、張康権、羅博英、李旭光、孔潔貞、潘創治、黄興斉、徐永賛、尹星
▽監事‥郭学恒、黎啓榕、伍国群