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東京華僑総会(廖雅彦会長)と留日台湾省民会(劉光智会長)の共同主催による黄文欽先生(東京華僑総会顧問・留日台湾省民会理事)を偲ぶ会が3月23日正午から東京華僑会館で、故人とゆかりの僑胞、日本の友人らおよそ80名が出席して執り行われた。
去る2月2日肺炎のため90歳の生涯を閉じた黄文欽氏の葬儀は既に親族による密葬として営まれたが、その後同氏の訃報に接した僑胞、友人たちからの同氏の長年に亘る在日華僑と中日友好への貢献に敬意を表し、その冥福を祈りたいとの要望にもとづいて両会が共催したもの。

開式にあたり、故人の冥福を祈って参会者全員が黙祷を捧げ、司会を務めた林斯福東京華僑総会副会長が黄文欽氏の経歴を紹介した。

次いで廖雅彦会長と劉光智会長が主催者を代表してそれぞれ追悼のことばを述べた。廖会長は黄文欽氏の逝去に弔意を表し、「黄文欽先生は一貫して中華人民共和国を支持し、東京華僑総会の活動を通じて華僑の正当な権利を守るために先頭に立って闘った指導者であり、その功績は高く評価される」と賛辞をおくるとともに「黄文欽先生が己の信念を全う出来たのは長年に亘る夫人の内助の功に負うところ大である」と強調し、たけ子夫人のこれまでの労をたたえ、敬意を表した。

劉会長は黄文欽氏が留日華僑の大同団結に貢献されたのみならず、台湾問題の速やかな解決と祖国の平和統一のため留日台湾省民会の成立に参画し、その後30数年に亘り、省民会を指導し、祖国統一のために尽力したと述べ、「私ども二世の省民会執行部は先生の遺志を引き継ぎ、一日も早い両岸の平和統一のため頑張っていく」と表明した。

偲ぶ会にはたけ子夫人と長女淑柔さん、長男力さんら遺族が出席した。

中国大使館を代表して出席した張魏蘶参事官も黄氏の逝去に哀惜の意を表し、遺族を慰問した。張参事官は「黄文欽先生は祖国の一日も早い統一を願い、台湾独立に反対して果敢に闘い、両岸の平和発展のため全力を尽くされた」と黄氏の生涯を讃えた。

六十有余年に亘って在日華僑の愛国団結と中日友好事業のため共に尽力してきた友人代表の韓慶愈氏は往時を回顧し「1952年に祖国が同学総会に救済金を送ってきた時は黄文欽氏が責任者となって留学生たちに公平に分配し、その重責を立派に果たしたこと、中国侵略の産物である後楽寮を守るために先頭に立って闘い、今日の中日友好のシンボルたる日中友好会館の礎を築いたことなどを紹介し、現在黄氏の「長女淑柔さんが立派に父の志を継いで東京華僑総会の常務理事として活躍していることをあなたは喜んでいることでしょう!」と述べた。

(公財)日中友好会館の村上立躬顧問は同じ理事仲間として30余年に亘って力を合わせて同会館の発展のためやってきたが黄氏は主張もハッキリ分り易く豪放磊落な人だったと黄氏を偲んだ。また、1966年から中国の躍動と日本の闘争を伝え中日の架け橋として発刊された「東風新聞」の編集発刊を黄氏と共に担った伊藤功氏も当時の黄氏との思い出を感慨をこめて語った。

閉式にあたりたけ子夫人に代わって黄淑柔さんが「多くの方々に来ていただき父もきっと嬉しく思っていることでしょう」と参会者にお礼の挨拶を述べた。参会者は黄氏の遺影の前に菊の花を手向け、冥福を祈って黙祷した。

偲ぶ会閉式後、同処で供養の席が設けられた。