新年のごあいさつ
東京華僑総会会長 廖雅彦

東京華僑総会会長 廖雅彦

皆様、あけましておめでとうございます。新しい年が世界の人びとにとって希望に満ち溢れ、平和で幸福が多い将来を約束するような輝かしい年となることを期待し、皆様方には家庭の円満とご家族が健康な年を過ごされることを祈念いたします。
昨年は世界反ファシスト戦争勝利70周年の節目の年でした。しかし一部の人びとはその悲惨な歴史を鑑とせず、いたずらに民族対立、宗教対立、主義、利権争いに走り、決して償うことが出来ない尊い命を平気で奪う戦いが各地で頻発していることを見るにつけ、心が痛みます。そして今日では地球環境の悪化が目立ち、地球の将来を奪うかのような勢いとなっているのも気がかりでなりません。人類の傲慢さが地球を滅ぼすのでしょうか。地球は現代人のものだけではなく将来の人びとや生きる物、全ての所有物であります。世の政治家の多くは自身の名誉や自国の利益のみに奔走し、生きる物の権利を脅かし、美しい地球の有り得べき環境を変えようとしています。残念でなりません。
現在、祖国は世界第二位の経済大国になり華僑華人の喜ばしい後ろ楯となりました。しかし、改革開放政策は祖国の近代化を早めたことは確かでありますが、肝心の先富論による先に裕福になった者が遅れた者を助けようという道筋はまだまだ道遠しというのが悲しい現実であります。早く軌道修正して欲しいと願うばかりです。
さて、中日関係はまだ好転しておりません。どうしてでしょうか。そこに習近平主席の遠大な世界平和の政策を理解出来ない人びとがある事も事実です。でも、友好を願う人びとは前にも増して多くなっています。
民が主導して友好交流を盛り立て、官を、経済を友好交流の渦の中に引き入れ、中日友好を勝ち取り、両国がお互いの利益をもって平和と地球環境に貢献出来ることこそ習近平主席の願いの一助となるのではないかと確信いたします。
昨年十一月二十四日、中国政治協商会議の李海峰副主席が朝六時に羽田に到着、その足で療養中の本会名誉会長、92歳の陳焜旺氏を見舞うという栄誉ある訪問をいただきました。更に李副主席は陳焜旺名誉会長とすべての愛国的老華僑に対し、祖国の社会主義建設への貢献に最大の賛辞を表しました。この事は今迄、華僑愛国団結の旗のもと地道に祖国に貢献して来た陳焜旺名誉会長や呉普文、博仁特古斯、黄文欽元副会長をはじめ、私たち老華僑の先輩方や私たちに対する最高の贈り物であり、また暖かい励ましの気持ちを表したものであります。
日本の華僑の歴史を鑑みれば、関東大震災・中日戦争を通じ、われわれは様々な弾圧を受けて来ましたが、その都度、先輩方は固く団結しあらゆる方法をもって生命財産を守って来ました。
今、日本には約一〇〇万人の華僑華人が居住しております。時局の推移によっては私たちの生活や諸活動に日本の人びととの矛盾が生まれてくるでしょう。
老・新共に力を合わせ、日本の地域社会の中で積極的に日本の人びとと交流し、祖国の政策を理解してもらう努力をしながら、中日友好交流を促進することこそ、私たちの持つ最大の特色を生かすことであり、社会主義祖国に貢献することであり、しいては私たち自身の地盤を確固とするものであります。
皆様共に助け合い努力してゆこうではありませんか。
更なる団結が出来ることを願って止みません。
昨年は世界反ファシスト戦争勝利70周年の節目の年でした。しかし一部の人びとはその悲惨な歴史を鑑とせず、いたずらに民族対立、宗教対立、主義、利権争いに走り、決して償うことが出来ない尊い命を平気で奪う戦いが各地で頻発していることを見るにつけ、心が痛みます。そして今日では地球環境の悪化が目立ち、地球の将来を奪うかのような勢いとなっているのも気がかりでなりません。人類の傲慢さが地球を滅ぼすのでしょうか。地球は現代人のものだけではなく将来の人びとや生きる物、全ての所有物であります。世の政治家の多くは自身の名誉や自国の利益のみに奔走し、生きる物の権利を脅かし、美しい地球の有り得べき環境を変えようとしています。残念でなりません。
現在、祖国は世界第二位の経済大国になり華僑華人の喜ばしい後ろ楯となりました。しかし、改革開放政策は祖国の近代化を早めたことは確かでありますが、肝心の先富論による先に裕福になった者が遅れた者を助けようという道筋はまだまだ道遠しというのが悲しい現実であります。早く軌道修正して欲しいと願うばかりです。
さて、中日関係はまだ好転しておりません。どうしてでしょうか。そこに習近平主席の遠大な世界平和の政策を理解出来ない人びとがある事も事実です。でも、友好を願う人びとは前にも増して多くなっています。
民が主導して友好交流を盛り立て、官を、経済を友好交流の渦の中に引き入れ、中日友好を勝ち取り、両国がお互いの利益をもって平和と地球環境に貢献出来ることこそ習近平主席の願いの一助となるのではないかと確信いたします。
昨年十一月二十四日、中国政治協商会議の李海峰副主席が朝六時に羽田に到着、その足で療養中の本会名誉会長、92歳の陳焜旺氏を見舞うという栄誉ある訪問をいただきました。更に李副主席は陳焜旺名誉会長とすべての愛国的老華僑に対し、祖国の社会主義建設への貢献に最大の賛辞を表しました。この事は今迄、華僑愛国団結の旗のもと地道に祖国に貢献して来た陳焜旺名誉会長や呉普文、博仁特古斯、黄文欽元副会長をはじめ、私たち老華僑の先輩方や私たちに対する最高の贈り物であり、また暖かい励ましの気持ちを表したものであります。
日本の華僑の歴史を鑑みれば、関東大震災・中日戦争を通じ、われわれは様々な弾圧を受けて来ましたが、その都度、先輩方は固く団結しあらゆる方法をもって生命財産を守って来ました。
今、日本には約一〇〇万人の華僑華人が居住しております。時局の推移によっては私たちの生活や諸活動に日本の人びととの矛盾が生まれてくるでしょう。
老・新共に力を合わせ、日本の地域社会の中で積極的に日本の人びとと交流し、祖国の政策を理解してもらう努力をしながら、中日友好交流を促進することこそ、私たちの持つ最大の特色を生かすことであり、社会主義祖国に貢献することであり、しいては私たち自身の地盤を確固とするものであります。
皆様共に助け合い努力してゆこうではありませんか。
更なる団結が出来ることを願って止みません。