過九節,長崎華僑総会 三月七日、長崎港出島ワーフの中国料理店「レッドランタン」で長崎華僑総会が毎年恒例としている過九節および還暦の方をお祝いする会が開かれた。
 福建省出身者の多い長崎では家庭で過九節(太陰暦1月29日・福建のコトバでアウアウ)に、数え年で9がつく年齢と9の倍数の年齢が厄にあたるため、過九粥を食べて厄払いをするという習慣がある。しかし近年各家庭でこうした習慣が行われなくなってきたため、三十数年前より長崎華僑総会主催で行うようになり、併せて還暦を迎えた僑胞をお祝いしている。

 この日は25名ほどの出席者があり、趙弘隆会長は「皆でお粥を食べ厄払いをし、また今年還暦を迎える張仁春様と楊住恵様のご健康と益々のご活躍を祈念する」と挨拶を述べた。


 写真は還暦を迎えた張仁春・楊住恵両人と過九粥で厄払いの僑胞たち