
当日は中国駐長崎総領事館の廖宏偉領事と長崎華僑総会の趙弘隆会長も参列し、長崎市民およそ50人とともに献花し、黙祷を捧げた。
この追悼式は、「浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑」維持管理委員会(高實康稔代表)が強制連行された中国人が原爆で犠牲となった史実を伝えようと、毎年開催しているもの。
強制連行と労働の問題は、六月に三菱マテリアルと中国の被害者団体が北京にて、和解に署名したが、追悼式で挨拶に立った高實代表は「犠牲者への追悼や賠償などの和解事業はこれからも進むよう、長崎でも支援に取り組んでいかなければならない」と述べた。また廖宏偉領事は「和解合意は第一歩。歴史を正しく認識することを、平和の地長崎から多くの人に呼びかけることが世界平和につながる」と指摘した。
来賓挨拶で趙弘隆会長は次のように表明した。
今年六月一日の中国人強制連行被害者と三菱マテリアルとの和解合意は歴史的な和解と言える。戦後七十年以上が経ち、やっと企業が当時の使用者としての責任を認め、中国人労働者及び遺族に対し、「深甚なる謝罪の意を表する」と表明しました。本日の中国人原爆犠牲者追悼式は、今までの活動が認められた大変意義深いものと言えます。「浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑」維持管理委員会をはじめ、長崎の各界の皆様に心からお礼を申し上げます。今回の和解をきっかけに全強制連行被害者との和解を願い、ここに中国人原爆犠牲者のご冥福を心から願います。
写真説明:平和公園での中国人原爆犠牲者追悼式で挨拶する駐長崎総領事館の廖宏偉領事
この追悼式は、「浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑」維持管理委員会(高實康稔代表)が強制連行された中国人が原爆で犠牲となった史実を伝えようと、毎年開催しているもの。
強制連行と労働の問題は、六月に三菱マテリアルと中国の被害者団体が北京にて、和解に署名したが、追悼式で挨拶に立った高實代表は「犠牲者への追悼や賠償などの和解事業はこれからも進むよう、長崎でも支援に取り組んでいかなければならない」と述べた。また廖宏偉領事は「和解合意は第一歩。歴史を正しく認識することを、平和の地長崎から多くの人に呼びかけることが世界平和につながる」と指摘した。
来賓挨拶で趙弘隆会長は次のように表明した。
今年六月一日の中国人強制連行被害者と三菱マテリアルとの和解合意は歴史的な和解と言える。戦後七十年以上が経ち、やっと企業が当時の使用者としての責任を認め、中国人労働者及び遺族に対し、「深甚なる謝罪の意を表する」と表明しました。本日の中国人原爆犠牲者追悼式は、今までの活動が認められた大変意義深いものと言えます。「浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑」維持管理委員会をはじめ、長崎の各界の皆様に心からお礼を申し上げます。今回の和解をきっかけに全強制連行被害者との和解を願い、ここに中国人原爆犠牲者のご冥福を心から願います。
写真説明:平和公園での中国人原爆犠牲者追悼式で挨拶する駐長崎総領事館の廖宏偉領事