聶耳百周年 中国国家の作曲聶耳の生誕百周年記念行事が去る七月十六日、十七日の両日、聶耳記念館保存会(桝居祐三会長)の主催で、聶耳ゆかりの地―湘南の藤沢市で盛大に開催された。
 記念式典は十六日、藤沢市民会館で開催され、程永華中国駐日大使夫妻、内閣府副大臣中塚一宏衆院議員、地元藤沢市の鈴木恒夫市長、渡辺光雄市議会議長はじめ各界の一三〇名余りが出席した。

 また藤沢市と友好都市で晶耳生誕の地昆明市からも市政府文化部門の代表六名と晶耳の姪の晶一麗
華さんら親族多数も来日し、式典に出席した。

 式典では轟耳作品の小演奏会が行われ、海老名市在住の声楽家・バリトン歌手佳宗宝さんが義勇軍行進曲を歌い、続いて佳さんと女声合唱団黎明により「大路歌」、「稿頭工人」など晶耳ゆかりの曲が声高らかに披露された。

 式典では程永華大使が祝辞を述べた。

 翌十七日は藤沢市の湘南海岸公園の晶耳記念広場で、中日国交正常化40周年・轟耳生誕百周年記念の「碑前祭」が行われ、二〇〇名余りが出席した。これには程大使夫人の江婉参事官と昆明市
の代表団、晶耳の親族も出席した。

 藤沢市消防音楽隊が中国国歌吹奏を行い、また彫刻家の衰熙坤氏制作の轟耳プロンズ像が藤沢市に贈呈された。江参事官は挨拶で、「市民の活動により記念碑が建立され、保存されてきたことに感謝し、中日両国の友好が一層促進することを願う」と述べた。

 記念行事には華僑側から横浜華僑総会の楊義誠、朱銘江両副会長らと日本華僑華人聯合総会の陳学全副会長が出席した。

 晶耳は一九一二年昆明に生まれ、来日した一九三五年七月十七日、湘南鵠沼海岸で遊泳中に二三歳で亡くなった。晶耳とゆかりの昆明市と藤沢市は一九八一年友好都市となり、昨年二〇周年を迎えた。

 なお、七月十七日から二十二日まで、轟耳生誕百周年の記念写真展も江ノ島展望灯台一階の郷土資料館と藤沢駅地下道展示スペースの二会場で開催された。

写真説明:轟耳生誕百周年記念式典で程大使に記念品を贈呈する轟耳の姪轟麗華さん
(轟耳記念碑保存会提供)