春蘭展 陳学全氏 三月四日、五日の二日間、東京華僑会館七階で日本中國蘭協會(陳学全理事長)主催の第十七回春蘭展が開催された。
 会期中一〇〇余名の日本の愛好家と新華僑・老華僑の愛好家が春蘭の香りに魅せられ来場し、新種の春蘭を購入し喜んで持ち帰っていた。

 陳学全氏は中国蘭の人気について紹介する中で、度々渡航し、中国の蘭友と交流交歓している友人に依れば、「中国国内での春蘭も寒蘭の鑑賞即売会も多くの人びとで賑わい、世界に類を見ない程、盛況である」と。
日本中國蘭協會は、二〇〇〇年十月一日、ホテルニューオータニで誕生した。爾来毎年東京ドームでの「世界らん展」に中国蘭コーナーを出し、連続して奨励賞を獲得。毎年十二月に寒蘭展、三月に春蘭展を東京華僑会館で開催し高評を博している。
 
 陳学全氏は日本中國蘭協會の活動について「中日間では趣味も要求も異なることもあるので、身近な共通する分野で合作努力することが友好にとって大切」と強調されていた。
尚、同會は陳学全氏らが発起人となって、愛蘭家の神谷高樹氏と立ち上げたもの(創立時の会長は故園田天光光氏)。