三八婦女節 東京華僑婦女会 東京華僑婦女会は三月五日、維新號銀座新館に於いて「三・八国際婦女節を祝う会」を開催した。当日は来賓として大使館より高振杰参事官、李紅玉一等書記官兼領事、邢梅蓉館員、東京華僑総会より陳隆進副会長、また、北省、江蘇、浙江、福建、廣東、台湾の各同郷会からの代表がお祝いに臨席し、会員と総勢38名が参加した。
 祝う会のはじめに、呉少煖会長は挨拶で、今年は中日国交正常化45周年、来年は中日平和友好条約締結40周年にあたり、ここに至るまで、私達の華僑青年たちは最大の努力をはらって貢献してきたと述べ、特にその一例として、昨年北京で中日両国の記者交換50周年を記念し出版された『風雨東京路』の中で、私達婦女会会員の符美和さんと、陳世智さんはじめ東京・横浜の劉美河、鮑雪平、霍関樹、陳啓星のみなさん、張肖娥元横浜婦女会会長達の祖国への貢献と廖承志事務所で貢献していた華僑青年たちを讃えて、中国の記者団はいつも彼らの事を思い出している事が記されているのに感動したことを紹介した。また呉会長はこのような立派な華僑青年達を教育し育ててくれた、老華僑の親達に感謝の意を表した。

 そして、来賓の高振杰参事官からは中国駐日大使館を代表して、東京華僑婦女会の同胞の皆様のこれまでの中日友好のため、華僑のために貢献されたことをたたえ、これからも皆様元気でうつくしいご婦人でありますようにとの祝辞を頂いた。

 祝う会は美味しい食事と歓談が進む中、呉紀子副会長と銭江麗子委員の司会で進められ、符美和さんと江蘇同郷会陳学全会長がその当時の思い出を語ったほか、銭江さんと沈静珍さんが披露した京劇に感動し、老会員の顧慧英さんと王海武さんの美しい歌声にこころをうたれ、また杜子威氏の蘇州語の「風橋夜泊」朗詠もあり、会は大いに盛り上がった。

 閉会にあたり王寺副会長より感謝の言葉があり、出席者たちは次回の再会を約束し散会した。


写真説明:東京華僑婦女会が三八婦女節を祝う。呉少煖会長(右4)高振杰参事官(右5)を囲み記念撮影