東総 バス旅行 10月3日、東京華僑総会主催の日帰りバスツアーが催行され、35名の会員・家族が参加し、川越の喜多院、蔵作りが残る町並み、明治チョコレート工場などを観光した。
 8時に第一ホテル東京(新橋)に集合した参加者は、曇り空で少し肌寒い天気の中、バスで出発した。
1時間程でバスは川越市内に入り、喜多院に到着、ガイドさんの案内によって2班に分かれて、喜多院を拝観した。

 喜多院は、天台宗の寺院で「川越大師」の別名で知られている。江戸時代初期、名僧天海大僧正が住職をつとめた寺として、また江戸城から移築された三代将軍徳川家光・春日局ゆかりの建物をはじめとする、多くの文化財を所蔵している。

 山門をくぐり、鐘楼門、慈恵堂(本堂)、「小江戸川越七福神」にあわせて設置された「水琴窟」を見てまわり、水琴窟に落ちる水音に参加者たちは耳を澄ませ風情を感じ、また、好奇心旺盛な小さな子どもたちも水を掛けて楽しんでいた。

 建物に入ると、徳川家光公誕生の間(客殿)、春日局化粧の間(書院)、そして、通路に置かれた年表など展示パネルや喜多院と徳川家縁の品々の説明を受けた。参加者たちは「なるほど」と唸る様子を見せ、ところどころでガイドさんと話の掛け合いをして、歴史談義に話を咲かせていた。

 その後、「五百羅漢」へと向かい、お釈迦様を囲む五百羅漢のいきさつや石造の特徴、七不思議とされる言い伝えを聞いた。羅漢像はすべての表情や造りが違っていて、唯一メガネをかけたものや十二支を抱えた石像もあると知り、参加者たちは興味深そうにして一体一体確認するかのように眺めていった。

 次に、喜多院を離れ、「小江戸」川越の蔵造りの残る一角へとやって来た。休憩所で早めの昼食をとったあと、参加者たちは自由行動で歴史のある町並みを散策し、「川越まつり会館」や「時の鐘」などの名所をまわり、買い物を楽しんだ。

 川越まつり会館では、10月中旬に開催する川越まつりの紹介のほか、実際まつりに使う豪華で立派な山車二台と、寄贈された未完成の山車が展示されていて、未完成の山車が完成するためには、あと何千万もかかるとの説明を聞き、その金額と完成させてあげたい思いが相まって参加者は溜息をついていた。
1時過ぎ、バスに乗り、30分程で明治チョコレート工場に到着した。

 「明治なるほどファクトリー坂戸」と名付けられたこの工場では、現在明治の板チョコやチョコのスナック菓子、果汁グミを製造している。

 工場の紹介とチョコレートの製造過程をビデオで学習した後、製造工場を見学、原産の異なる2つの発酵したカカオの匂いの違いなどの体験や商品の試食をした。
また、参加者は果汁グミとチョコレート菓子をお土産として頂いた。
3時頃、温泉施設の「坂戸天然温泉・ふるさとの湯」に到着した。地下から沸くナトリウム温泉や炭酸泉、ジェットバス、露天風呂など様々なタイプの温泉があり、参加者たちは温泉に浸かりのんびりと日頃の疲れを癒した。風呂上りには、冷たい飲み物や軽い食事をしながら、近況報告や昔の思い出話をして、楽しい時間を過ごした。

 午後7時前、第一ホテル東京(新橋)に到着。参加者たちは東京華僑総会が用意した中秋節の「月餅」をお土産にして、それぞれ帰路に着いた。


写真説明:川越喜多院にて、バスツアー参加者で記念撮影