福建新年会 那須2月17、18日の両日、第62回目を数える留日福建同郷会(謝忠勇会長)の新年会が、昨年に続いて一泊二日の日程で栃木県那須湯本の「ホテルブランヴェール那須」にて開催され、来賓と福建僑胞併せて50名が参加した。
 参加者の大部分は往路と復路とも同会がチャーターしたバスを利用し、往路は17日正午すぎ「第一ホテル東京」(新橋)前を出発して那須高原に向かい、途中「お菓子の城」(「御用邸の月」などの銘菓売店)に立ち寄ったのち、午後3時半ごろ、敷地内に11体ある実物大の動く恐竜模型の出迎えを受ける中、ホテルに到着。早速、那須御用邸と源泉を一つにする温泉に入浴し辺りの雪景色を眺めながら寛いだ。

 参加者全体の記念写真撮影後の午後6時から、同ホテル内の宴会場で新年会が開かれた。

 これには招きに応じて祖国大使館から王軍参事官兼総領事が臨席したのをはじめ、福建同郷会と友好関係にある各同郷団体の代表―侯景華(北省・副会長)、陳学全(江蘇・会長)、潘桂華(浙江・副会長)、符順和(廣東・副会長)、劉光智(台湾・会長)、楊睦秀(横浜福建・会長)、呉啓龍(福建経文促進会・会長)、楊建飛(莆仙・会長)が出席し、福建僑胞の歓迎を受けた。

 新年の挨拶で謝忠勇会長は「温泉で王総領事と雪見風呂ができ、共に新年を祝うことができて嬉しく思う。祖国は今や遠大な理想のもとで力強く前進しており、今年も飛躍的発展を遂げると信じている」と語り、昨年祖国復帰20周年を記念して香港で第57回福建懇親会を主催したが、老新華僑が初めて共同で開催し、成功を収め、満足出来る大会となったことを強調した。また謝会長は「本年は中日平和友好条約締結40周年であるが、われわれは中日関係が好転することを願っており、それは在日華僑にとっても大変良いことである」と述べ、来賓・同郷各位の健康と多幸を祈念した。挨拶の最後に謝会長は同会会員でホテルのオーナーである施盛大氏の好意に謝意を表した。

 次いで新年の挨拶に立った王軍総領事は、昨年来の経済・貿易・文化など祖国の各分野に亘る成果と中日関係の情勢について詳しく紹介した。また、在日中国人が昨年七二万人に達し、華人を含め百万人を超え、訪日中国人も七三五万人となるなどはこれまでになかったことであると指摘し、「祖国の発展は素晴らしく、今年も同胞の力を併せて中日関係が好転し、生活も発展するよう頑張っていきましょう!」と述べた。

 席上、陳隆進副会長兼事務局長が、この一年来の会務活動について紹介するとともに今年夏には会員大会を開催して役員の改選を行なうことを報告した。また会員物故者の報告も行なわれ故官文明理事と林元斌会員の冥福を祈って会員で黙とうを捧げた。

 開宴にあたり、葉雄文理事が新年祝賀の乾杯の音頭をとった。参加者たちは同ホテルが特別に手配した盛り沢山で豪華な料理に舌鼓を打ちながら至福のひと時を過ごし、宴会終了後はおのおのカラオケを楽しんだり、温泉入浴でのんびり寛いだ。

 翌18日は9時30分に貸切バスでホテルを出発し、チーズガーデンに立ち寄ったのち、改装なった日光東照宮を参拝し、午後4時すぎ無事新橋に帰着し、散会となった。


写真説明:栃木県那須湯本で開催した留日福建同郷会の新年会に50名が参加し、一泊温泉入浴の旅を楽しんだ