4.25中華聯誼会 4月25日に、「新時代和諧僑社建設座談会」が東京華僑会館7階にて開催された。座談会には訪日中の中華海外聯誼会理事の劉玉江氏(中央統戦部九局局長)と文雪氏、滕剑峰氏の3名、中国大使館の藕δ総領事、全日本華僑華人連合会の顔安名誉会長、劉洪友会長、賀乃和・庄旭両副会長など、華僑団体および各同郷会の代表およそ60名が参加した。東京華僑総会から廖雅彦日本華僑華人聯合総会会長と林斯福会長が招待され出席した、黄淑柔、銭江麗子両副会長をはじめ数名の理事が座談会に出席した。
 冒頭、全日本華僑華人連合会の劉洪友会長が挨拶し、座談会は劉会長の司会で進行した。

 劉玉江氏より今回の座談会の目的と中華海外聯誼会の活動について説明があった。その中で、昨年、国家機構改革案により国務院の機構改革が行われ、国務院僑務辦公室が党中央統一戦線工作部(中央統戦部)に移管し、長年の海外華僑とのパイプ役を僑辦から中華海外聯誼会と中央統戦部が活動・業務にあたるとの説明があり、理解と協力を呼びかけた。

 座談会では、同郷会を含む日本の華僑団体の状況が紹介され、新しい時代に向けた華僑社会建設をテーマに、各代表が意見を述べた。

 廖雅彦会長は、老華僑の立場から日本の華僑のあり方を述べた。廖会長は「座談会に参加した新華僑の方たちに向け、自ら新華僑と名乗らずに華僑として共に協力していき、さらに華僑に新しく加わる方達に日本の法律と日本の風俗習慣を守るよう指導してもらいたい。そして、華僑の長老や先輩方の意志を引き継ぎ、華僑の愛国団結、華僑の権益を守るために戦い、中日友好交流の促進にも目を向けて、日本で暮らしてほしい」と語った。

 また、廖会長は“華助中心”の活動と、日本華僑華人聯合総会の活動内容を紹介した後、聯合総会でも度々上がっている2つの話題、_擽が祖国に帰った時に、国内でのパスポート以外の身分証がないために起こるトラブルの問題、⇔合総会の働き掛けでやっと解決した‐外国人の在留カードの更新通知の問題について、報告があった。

 藕δ総領事は、華僑社会建設に向けての考えと中国大使館の華僑活動への考え、僑胞への願いを述べ、 華僑社会の発展のため華文教育にも力を入れていきたいと語った。

 座談会は2時間半にわたって行われ、出席者は各団体と華僑華人についての理解を深めた。

写真説明:東総にて中華海外聯誼会代表団と座談会を開いた