西日本中国両岸和平統一促進会(鄭正勝会長)は11月17日㈰、京都竹茂楼において厦門大学台湾研究院8名を招き、劉国深特聘教授の講演会と交流会を開催した。
当日中国駐大阪総領事館より張玉萍副総領事他2名も参加し、36名が講演を聞きに訪れた。
まずはじめに鄭正勝会長が挨拶を述べ、続いて張玉萍副総領事が「祖国統一は国民の願いであり、時代の流れである」と述べ、習近平国家主席の年初の両岸関係についての発言にも触れたほか、台湾の詩人余光中が1972年、祖国統一を願い書いた詩「郷愁」を紹介した。
「中国完全統一前景分析」と題した講演で、劉国深教授は、「親中派の台湾議員は台湾の現状に悲観的である。そして、その日々は過ごしにくくなっていると理解している。しかしそれは大陸と台湾の関係が離れているわけではない。両者は政治的な関係だけでなく、その他に経済、社会、教育、医療等があり、これらの分野は発展も早く、この膠着状態から抜け出す材料になる」と述べ、「統一にも多様な統一があり、現在は完全には統一されてはいないが、一部では統一されていると見なせる」と述べたほか、親中派は少数派ではあるが、極端な独立派も少数であるとの分析結果も示した。
その後行われた質疑応答では、現在の香港の状況が両岸関係に負の影響がないかという問いに対し、「現在の香港情勢が台湾に与える影響は非常に大きく、台湾メディアはマイナス面の報道の一辺倒である。だが、台湾人民は一国二制度の本質を分かっていない。一国二制度の香港モデルと台湾モデルでは根本的に違う。一国二制度は台湾問題の解決のために作られたものであり、香港モデルでは一国二制度の一部を運用させているのみである。台湾モデルは香港とマカオのものよりも緩い。派兵や人員の派遣をせず、台湾に高度な自治を与えるものである。ただ、大陸側も台湾人民に台湾モデルの真の一国二制度の理解をさせるに至らないため、今後はその努力も必要である」と答えた。
講演会後は劉国深教授一行との交流会が行われ、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、互いに交流を深めた。
写真説明:西日本中国両岸和平統一促進会は11月17日㈰、厦門大学台湾研究院・劉国深教授を招き講演会を開催した。
まずはじめに鄭正勝会長が挨拶を述べ、続いて張玉萍副総領事が「祖国統一は国民の願いであり、時代の流れである」と述べ、習近平国家主席の年初の両岸関係についての発言にも触れたほか、台湾の詩人余光中が1972年、祖国統一を願い書いた詩「郷愁」を紹介した。
「中国完全統一前景分析」と題した講演で、劉国深教授は、「親中派の台湾議員は台湾の現状に悲観的である。そして、その日々は過ごしにくくなっていると理解している。しかしそれは大陸と台湾の関係が離れているわけではない。両者は政治的な関係だけでなく、その他に経済、社会、教育、医療等があり、これらの分野は発展も早く、この膠着状態から抜け出す材料になる」と述べ、「統一にも多様な統一があり、現在は完全には統一されてはいないが、一部では統一されていると見なせる」と述べたほか、親中派は少数派ではあるが、極端な独立派も少数であるとの分析結果も示した。
その後行われた質疑応答では、現在の香港の状況が両岸関係に負の影響がないかという問いに対し、「現在の香港情勢が台湾に与える影響は非常に大きく、台湾メディアはマイナス面の報道の一辺倒である。だが、台湾人民は一国二制度の本質を分かっていない。一国二制度の香港モデルと台湾モデルでは根本的に違う。一国二制度は台湾問題の解決のために作られたものであり、香港モデルでは一国二制度の一部を運用させているのみである。台湾モデルは香港とマカオのものよりも緩い。派兵や人員の派遣をせず、台湾に高度な自治を与えるものである。ただ、大陸側も台湾人民に台湾モデルの真の一国二制度の理解をさせるに至らないため、今後はその努力も必要である」と答えた。
講演会後は劉国深教授一行との交流会が行われ、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、互いに交流を深めた。
写真説明:西日本中国両岸和平統一促進会は11月17日㈰、厦門大学台湾研究院・劉国深教授を招き講演会を開催した。