林斯福 1面 新年あけましておめでとうございます。
2019年は会員の皆様においては、充実した一年を過ごされた事と思います。
 昨年の大きな出来事を思いおこすと、1月に北京の人民大会堂で「台湾同胞に告げる書」発表40周年記念大会が開催され、習近平国家主席が両岸関係の平和的発展の推進と祖国統一に向けて重要演説を行い、手を携えて民族の復興を図り、祖国の平和的統一を推進するという重大な新時代の対台湾政策を発表しました。
 
 また、3月下旬、習主席が中国国家元首として10年ぶりにイタリアを訪問するなど、欧州3ヵ国を訪問して各国首脳らと会談し、次いで4月には北京で「第2回一帯一路国際協力サミット」が開かれ、中国が提唱する巨大経済圏構想『一帯一路』の優位性が広く世界各国に認知されるようになり、協力の推進も加速し、科学技術交流・教育協力・文化観光・グリーン発展・対外援助などの面で一連の成果を収めました。

 しかし、その一方ではアメリカが一国主義と保護主義に走り、多国間主義と多角的貿易体制を破壊し、中米貿易戦争が勃発しました。そして、6月下旬、「大阪でG20サミット」会議が開かれた際に、中国は市場の対外開放に関する政策を表明したほか、中米首脳会談が実現し、懸案だった米中首脳会談の決裂も回避され、それ以降貿易協議も再開されたが、現在、中米関係は重要な局面に差し掛かっており、一連の困難と挑戦に直面しています。

 中日関係においては、一昨年から昨年にかけ平和友好条約締結40周年行事が活発に行われ、両国間の相互往来により、関係改善に大きな変化が見られた年でもありました。そして、習主席は昨年6月に来日した際に安倍首相と会見し、習主席が今年の春に国賓来日すると伝えられ、我々も、一日千秋の思いで待ちわびております。

 中華人民共和国建国70周年を迎え、北京では10月1日に建国70周年の祝賀行事が盛大に執り行われました。わが東京華僑総会でも、国慶祝賀会の規模を拡大し、横浜での慶祝パレードに参加したほか、11月には理事一泊旅行会も2010年以来9年ぶりの開催に至りました。昨年は皆様の努力により、中国語教室、ミニ縁日、青少年交流会等の活動を通し、青年どうしの相互理解と交流を盛んに行い、多くの成果を得ました。今後もなお一層の努力をし、青年活動に力をいれ、多くの活動に努力をしていきたいと思います。同時に、日中友好協会と連携しボウリング大会を進めるなど中日友好活動にも引き続き取り組み、各友好団体との交流を通し、相互理解を深める様一層の努力をしていきたいと思います。

 新華僑との交流促進も密に連絡を取りあい、チャイナフェスティバル(於代々木公園)など各種イベント等に参加し、華僑どうしで協力し合い、共に歩んでいきたいと思います。

 他にも、中国文化センターで定期的に行われる中国各地の紹介、展示会に積極的に参加をし、我国に対しての理解と発展に関心を持ち、会員の皆様にお伝えしてまいりましたが、本年も各種行事に積極的に参加していく所存であります。

 新しい年を迎えるにあたり、会員の皆様のご健康とご活躍を祈念しまして、年頭のあいさつとさせて頂きます。