11月16日から18日にかけ、第４回「世界廣府人懇親大会」が廣東省肇慶市で開催され、６０の国と地域の４００を超す廣東系の団体から約１０００人が一堂に会した。日本からは(一社)廣東同郷会が朱銘江副会長を団長に据え、団員に同会の符順和副会長、尹星理事、孔潔貞理事兼事務局長からなる代表団を組織し参加した。
前回の第３回大会は２０１７年に廣東省江門市で開催されたが、コロナ禍により第４回目の開催が順延となり、ようやく２０２３年秋に肇慶市での開催がかなった。
「廣府人」とは、主に廣州語(廣東語)を母語とする珠江三角州エリア出身者のことで、「潮汕 人」、「 客家人」と合わせ、廣東省の「三大民系」で最大のエスニックグループであり、香港マカオの「廣府人」も人口割合は最大である。
三日間にわたる会期中に世界中から集まった「廣府人」は、旧交を温め友情と郷誼を深めた。大会終了後、参加者は廣東省北部・江西省との境に位置する南雄市珠璣巷へ「ルーツ」を訪ねた。 南雄珠璣巷は歴史上中原の漢人が交通の要衝である省境に位置する険しい「梅嶺」を経て南遷した際の通過点とされ、多くの「廣府人」はここを経て南雄珠璣巷に滞在したのち、珠江デルタエリアへ移住したとされ、今日の珠江三角州の繁栄の始まりの地として、多くの「廣府人」の後人はこの地を訪れ先祖をしのんでいる。
南雄珠璣巷を経て肥沃な華南の地を切り開いた先人は１８５姓を数え、その子孫は現在では７０００万人を超え、今では世界中に分布している。
国の「ＡＡＡＡ級」の景勝地となったいま、１・５㌖にわたる珠璣巷の両脇にはそれぞれの姓氏ごとに「祠堂 (一族の始祖を祀る祠) 」がならび、ここを訪れる世界中の「廣府人」の子孫たちは、自身の名字を掲げる「祠堂」を見つけ、自らのルーツに思いを馳せている。
珠江エリアの廣東省出身者の多くはここ珠璣巷にそのルーツを見いだせることができるので、機会があればぜひ訪れて頂きたいものである。
写真説明：
�」�東省肇慶市で開催された第４回「世界廣府人懇親大会」に廣東同郷会の代表団が大会に参加した
�⊃�千万の廣府人および海外華僑の起源地・南雄市珠璣巷には各姓の祠堂があり、先祖の歴史を学べる
前回の第３回大会は２０１７年に廣東省江門市で開催されたが、コロナ禍により第４回目の開催が順延となり、ようやく２０２３年秋に肇慶市での開催がかなった。
「廣府人」とは、主に廣州語(廣東語)を母語とする珠江三角州エリア出身者のことで、「潮汕 人」、「 客家人」と合わせ、廣東省の「三大民系」で最大のエスニックグループであり、香港マカオの「廣府人」も人口割合は最大である。
三日間にわたる会期中に世界中から集まった「廣府人」は、旧交を温め友情と郷誼を深めた。大会終了後、参加者は廣東省北部・江西省との境に位置する南雄市珠璣巷へ「ルーツ」を訪ねた。 南雄珠璣巷は歴史上中原の漢人が交通の要衝である省境に位置する険しい「梅嶺」を経て南遷した際の通過点とされ、多くの「廣府人」はここを経て南雄珠璣巷に滞在したのち、珠江デルタエリアへ移住したとされ、今日の珠江三角州の繁栄の始まりの地として、多くの「廣府人」の後人はこの地を訪れ先祖をしのんでいる。
南雄珠璣巷を経て肥沃な華南の地を切り開いた先人は１８５姓を数え、その子孫は現在では７０００万人を超え、今では世界中に分布している。
国の「ＡＡＡＡ級」の景勝地となったいま、１・５㌖にわたる珠璣巷の両脇にはそれぞれの姓氏ごとに「祠堂 (一族の始祖を祀る祠) 」がならび、ここを訪れる世界中の「廣府人」の子孫たちは、自身の名字を掲げる「祠堂」を見つけ、自らのルーツに思いを馳せている。
珠江エリアの廣東省出身者の多くはここ珠璣巷にそのルーツを見いだせることができるので、機会があればぜひ訪れて頂きたいものである。
写真説明：
�」�東省肇慶市で開催された第４回「世界廣府人懇親大会」に廣東同郷会の代表団が大会に参加した
�⊃�千万の廣府人および海外華僑の起源地・南雄市珠璣巷には各姓の祠堂があり、先祖の歴史を学べる
