華僑報　（東京華僑総会）

午前11時、同会の羅博英理事が司会を務め大会は始まった。

まず、司会者より当日の出席人数の確認がなされ、委任状を含め２４１名の参加を得られたことが報告され、全会員数の過半数を大幅に超える三分の二以上の出席を確認し、大会の開催は有効となった。

冒頭、主催者を代表しあいさつに立った陸煥鑫会長は、こうして元気に会員の皆さんにお会いできることを大変うれしく思うと語り、年頭に開催された新年会以来約半年ぶりに会員との再会を喜んだ。
続いて大会開催にあたり議長に朱銘江副会長が推挙され、正式に議事が始まった。

式次第に従い、まず尹星理事が２０２３年度の会務報告を行った。尹理事は２０２３年４月１日から、２０２４年３月31日までに行われた同郷会の諸行事と対外交流活動などについて報告した。
続いて財務担当の徐永贊副会長と土田修弘会計顧問が当日の「第一号議案」である会計決算、決算案について数値データをもとに詳細に説明し、それに対し、余婉齢監事が三名いる監事を代表し監査報告を行い、出席者大多数の賛同を得て承認された。

また、廣東同郷会の所轄省庁である総務省に提出する「公益目的支出計画実施報告」についても、財務担当の徐永贊副会長と土田会計顧問が提出用に準備した資料をもとに説明し、合わせて余婉齢監事がその監査報告を行った。

続いて、２０２４年度の会務計画について総務担当の尹理事が、予算書については財務担当の徐副会長と土田会計顧問が説明した。

大会の終盤で、符順和副会長より臨時動議が提起され、先ごろ日本政府が閣議決定した永住外国人の在留資格が安易に取り消されることも可能となる「入管法改定案」について説明し、永住権を持つ多くの会員とその家族の正当な権益を守るため、他の僑団とも連携し、今回の改定案の是正強く求めて行こうと訴えた。

また、符副会長は先ごろ台湾地区の新しい指導者に頼清徳氏が就任したことにも触れ、「祖国の一日も早い平和統一が実現されるよう」引き続き関心を寄せて行こうと語った。

正午過ぎ、すべての議事が終了しこの日の会員大会は閉会し、引き続き同会場で懇親のための昼食会が開かれた。

本会の夏東開顧問が乾杯の音頭を取り、懇親会は始まった。会員らは久しぶりの再会を喜び合い、旧交を温め和やかなひと時を過ごした。

午後２時過ぎ、符副会長が閉会の辞を述べ、懇親会はお開きとなった。


写真説明：会員大会終了後に記念撮影に納まる廣東同郷会の正副会長、顧問、理事、監事、幹事ら