相模湖合同慰霊祭17月28日、第46回目となる相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会が神奈川県立相模湖交流センターで開催された。東京華僑総会からは王暁理事が参列した。
合同追悼会はこの数年間コロナ禍による自粛により制限、縮小して行われてきたが、昨年から従来通りの形式での実施となった。

追悼会では現地の小学生3人がろうそくに火を灯し、亡くなった労働者に哀悼の意を表した。その後、参加者全員が起立・黙とうし、亡くなった労働者の冥福を祈り、献花した。外国の政府関係者、民間団体代表および相模湖周辺の住民ら約300人が追悼会に出席した。

中国駐日本大使館の王琳公使参事官は次のように述べた。日本軍国主義が発動した侵略戦争は中国とアジアの人民に深刻な災難をもたらし、強制連行は侵華日軍が犯した重罪の一つだ。日本が侵略の歴史を正視し、歴史の教訓をくみとり、あくまで平和的発展の道を歩むよう希望し、より多くの日本の人々が歴史を知り、正しい歴史観を持ち、平和を守る揺るぎない力を結集することを希望する。

「相模湖・ダムの歴史を記録する会」の橋本登志子会長は次のように述べた。「これは負の歴史だが、ダムはずっとそこに立ち続けている。住民として、われわれはダムの建設過程と歴史の事実を若者に語り継ぐ必要がある」。

1947年に完成した多目的ダムの相模ダム建設には、日本各地から集められた労働者、勤労学徒、さらに捕虜として連れてこられた中国人、当時植民地であった朝鮮半島から強制連行され連れてこられた人々など延べ360万人が従事した(記録では中国人労働者は292人)。その苛酷な労働等で、日本人、中国人、韓国・朝鮮人の83人が犠牲となった。

ダム建設に従事し殉難・殉職された三民族の人々への追悼と、このような過ちを二度と繰り返さない平和・友好の願いを込めた合同追悼会では、平和・友好への思いを込めたヴァイオリン演奏、子供達の合唱や神奈川朝鮮中高級学校舞踊部による朝鮮民俗伝統舞踊のチェンガン舞なども披露された。


相模湖合同慰霊祭2









写真説明:
➀第46回相模ダム建設殉職者合同追悼会を開催

➁追悼会で約300人の出席者が献花した