銭江会長写真(10行) 新年明けましておめでとうございます。
 皆様には、お健やかに新年を迎えられたこと、謹んでお慶び申し上げます。昨年中は、当総会の活動に格別のご支援ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、一年において四季の始まりは春であり、その名を持つ春節(旧正月)は中華民族にとって数ある祝祭日の中にあって、最も重要な日の一つであると言えるでしょう。無論、私たち海外に住む華僑・華人にとっても春節は特別な意味を持ちます。それは、故郷を離れた人々が郷愁を抱く象徴であると同時に、中華民族全体を結びつける文化的な絆であり、感情の拠り所でもあるからです。

 昨年末、春節(旧正月)を祝う中国の伝統的な社会習慣が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。この吉報に中国国内外の華僑・華人は一気に歓喜に包まれました。そして、ユネスコ無形文化遺産となって初めての春節を故郷で家族や親しい友人と共に迎えるべく、帰省に胸躍らせていることでしょう。

 一方、昨年を振り返ってみますと、当総会は、多岐にわたる活動を通じて中国駐日本国大使館や各友好団体との交流に努めてまいりました。その中で、昨年度の年初にあった新年聯歓会の際に中国大使館からの推薦を受けて(温暖迎春送福包)啓動儀式が行われました。また祖国から中国僑聯副主席程学源先生が率いる代表団や中国致公党中央常務副主席張恩迪先生が率いる代表団の歓迎会および交流会を成功裏に収めることができたのは、記憶に新しいところです。また、中国大使館主催の六・一児童節のイベントでは、当総会の中国語教室で学んだ子供たちが大いに活躍して称賛を浴びるという、実に喜ばしい出来事がありました。その他にもチャイナフェスティバルへの出店や、京劇のコンサートへの参加、そして私事ながら北京で開催された中国海外聯誼会第六届一次理事大会に参加し、理事に選出されるという望外の喜びもありました。このような多種にわたる挑戦的な活動が行えたのは、ひとえに多くの職員や関係者のご支援があってのことだと存じております。

 最後になりますが、今年も昨年の活動を通じて得た知識と経験をフルに活かして、引き続き様々な活動に積極的に挑戦していく所存です。また、中国大使館との信頼関係を一層強固なものにするとともに、各華僑団体や中日友好団体との交流を活発化させ、とりわけ次世代の若者たちとの交流の基盤を、焦らず着実に築いていきたいと考えております。これらの掲げた目標を達成するためにも、本年も皆様からのご支援、ご指導の程、何卒、よろしくお願い申し上げます。

 2025年が皆様にとって新たな飛躍の年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。